アメリカ国内でのジンボリー倒産の話題から復活へ
ジンボリーの倒産はアメリカの社会問題
アメリカのアパレル業界の倒産や再編については、ニュースでも1年に数回日本でも報道されています。
ここ2年~3年で、日本撤退のファストファッションブランドも多く、アパレル小売業取り巻く環境は日々悪化しています。メイキーズでも多くのアメリカ子供服ブランドを取り扱ってきましたが、メイキーズでも大人気の「ジンボリー/GYMBOREE」の倒産は衝撃でした。
・最大の理由は何か?
特にアメリカを中心とした小売業界を取り巻く環境の変化ということにつきます。ショッピングモールを中心とした販売ではなくEC化(通販化)に移行していっていると思ったら、巨人Amazonが出現したことで、メーカーは自社での直販売の機会が減少することによって出店コスト自体が大きくアパレルブランドの経営に重荷になったというのが最近のアメリカでの倒産事例として多いようです。
ジンボリーには1年間の猶予があった
ジンボリーが倒産する前に、日本でいう民事再生手続きに似たようなもので借金を棒引き(定かではありませんが)する代わりに再建案を裁判所に提出し、承認されたプロ
セスに応じて事業を展開する機会を実はジンボリーは1年間得ていたのです。
しかし、これが残念ながら大失敗。。。起死回生とはいかずに倒産へと進むのです。
そう考えるとジンボリーの最初の倒産報道は2017年の春だったんですね。2017年の春から1年間再建策を講じたが1年後に倒産すると宣言。あまりの速さに驚きましたが、長年ジンボリーをご愛用頂いておりますお客様も私たちメイキーズも驚いたのがこの再生機関の「デザインのモデルチェンジ」でした。
[関連記事]・GYMBOREE(ジンボリー)コーディネート方法(2016年作)
ジンボリーと言えば「女の子が大人気」ワンピースの配色やデザインは他にない圧倒的な存在感でした。
それが、2018年秋に発表された商品ラインがこちら↓
高品質コットンを使用して、まるで韓国子供服のような配色、同系列のジャニーアンドジャック/JANIE AND JACKに似た印象。再建案は今までの低価格路線で派手なセールではなく、高付加価値の高価格路線へのシフトが条件だったんでしょうが、これは私たちメイキーズもメイキーズでも愛用してくださるユーザー様たちを満足させられなかったのは、当時のメイキーズでの売上高を見るも明らかでした。
ジンボリーがなぜ復活するか?
ジンボリーはなぜ復活することが分かったかを説明するには「ジャニーアンドジャック/JANIE AND JACK」が継続されていることにも触れておきます。
なぜジンボリーグループのジャニーアンドジャックだけが存続したか?
日本でもおなじみのギャップ/GAPが買収したからなんです。
自力での再建が難しかったジンボリーは倒産直前に新たな出資先を募り、結果ホワイトナイトとなったのがGAP、OLDNAVYなどを傘下に持つGAPがジャニーアンドジャックの買収に名乗りを上げたのです。
と言うことは、ジンボリーは存続していないわけですからGAPにはに買収されなかったわけです。ここで名乗りを上げたのが「チルドレンズプレイス/THE CHILDREN’S PLACE」なのです。
確かに、女の子のワンピースなど配色やデザインがにたこの両ブランドは一見お似合いのようにも思いますが、GAPはカジュアル路線から高級路線のジャニーアンドジャックを買収したにもかかわらず、チルドレンズプレイスは同系統のジンボリーを買収したのか?
一部の報道ではジンボリーの顧客が必要だったなどと言われましたが、この度晴れて「ジンボリー復活」となったわけです。
事情は分かりませんが、公式サイトに掲載されている通りジンボリーは2020年春に大復活を遂げるのです。
メイキーズでは一緒に買えたジンボリーとチルプレ
メイキーズでは2015年からジンボリーとチルドレンズプレイスは一緒に買えたのですが、アメリカでは2020年の春から買える。どういう展開がされるのか今後もメイキーズでは、ジンボリーの復活の為にしっかり準備していきたいと思っております。ベビーから着せた娘のワンピースをジュニアでも着せてあげたい。そんなママやパパもジンボリー復活で実現はもうすぐそこです。
メイキーズメディアでは、ジンボリーの本国での情報や報道を随時お知らせし、新ジンボリーの歓喜を待ちたいと思っています。
ジンボリーは倒産しましたがこの世からはなくならないようです。
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