浅飲みしてしまう赤ちゃんのお悩み
乳首のくわえ方が浅い赤ちゃん、どう改善すればいいの?
完母をめざして奮闘中のお母さん。赤ちゃんが乳首を深くくわえることができず、傷がついてしまっていませんか?浅飲みをしているどうしても傷がつきやすくなってしまいます。
改善し、痛みのない授乳をするにはにはどうしたらよいのかみてみましょう。
「浅飲み」とは?
赤ちゃんの乳首を吸う力がまだ発達しておらず、また、深くくわえられるような抱き方をしていないために乳首を浅くしかふくめない状態のことを「浅飲み」と呼んでいます。
母乳育児を始めてすぐのころは母乳の分泌がよい場合も多く、赤ちゃんは吸わなくてもどんどん湧き出してくる母乳をただ飲んでいる、という状態になるようです。この場合には吸う力が発達しにくくなってしまいます。
また、抱き方が深くくわえるのに適切でないことも浅飲みの原因になっているようです。このまま過ごしてしまうと、母乳の分泌が落ちてくる時期(2週間~3ヵ月後くらいといわれます)になっても乳首への刺激が足りず、分泌量が足りなくなってしまうことも考えられます。
浅飲みかどうかを判断するには、授乳後の乳首を見てみましょう。先がとがっていたり、平たくつぶれてしまったりしている場合には浅飲みになってしまっているかもしれません。自分では分かりにくいときには助産師さんに相談して見てもらうとアドバイスをいただけます。
また、浅飲みがなおらない場合、乳首に傷がつきやすくなってしまいます。そうすると授乳が大変になったり、痛みのせいで苦痛になったりしてしまいますので、そうなる前に改善したいですね。
抱き方を変えてみる
まずは抱き方ですが、縦抱きやフットボール抱きの方が乳首を深くくわえられるようです。赤ちゃんが飲んでいるときに乳輪が見えないくらいになるのが理想的です。飲ませる際には片手で乳房を持ち上げて、赤ちゃんが口に入れやすいようにサポートしてあげましょう。
それぞれの抱き方について、注意点をあげてみました。
赤ちゃんを膝をまたがせるように抱き、顔が胸の真ん前に来るようにします。
高さが足りないときにはクッションやタオルなどを下にしいて調節し、赤ちゃんが乳首を深くくわえられるようにします。
頭を後ろからしっかり支えて、首がぐらつかないように注意しましょう。
お母さんの脇にクッションなどを置き、その上に赤ちゃんを乗せて、脇に抱える形で抱きます。赤ちゃんの口と乳首の高さがちょうど合うように高さを調節します。このとき赤ちゃんのからだが反らないように気をつけましょう。
横抱きは一般的なのですが、浅飲みになりやすいといわれているので、赤ちゃんが上手に飲めるようになるまでは上記の抱き方で授乳する方がよいでしょう。また、ときどき抱き方を変えることで乳口がまんべんなく使われるようになり、つまる危険性が少なくなるので、乳腺炎の予防にもなります。
乳首に傷があって痛むときにも、抱き方を変えてみると痛まなくなる場合があります。
母乳があふれてしまうとき
母乳の分泌がよい場合、赤ちゃんは深くくわえるとあふれてくる母乳でむせてしまい、それがくりかえされると深くくわえるのをいやがるようになることがあります。この場合は、授乳回数を増やしたり、直前に手しぼりをして噴き出さないようにしたりしておけば、深くくわえてくれるでしょう。
おわりに
毎日子育てお疲れ様です。
最初は吸う力も弱く、浅飲みになってしまっていた赤ちゃんも、回数を重ねるうちに力強く上手に飲めるようになっていきます。舌の上に乗せられたものに吸いついてくるという本能も持っていますので、がんばって飲んでくれる日が多くなるでしょう。
お母さんはあきらめずにサポートを続けてあげてくださいね。
↑いいねすると、メイキーズのお得情報が届きます!