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実は危ないサイレントベビー。おとなしくて良い、は間違いです

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おとなしくていい子ね!と思っていたら…

実は危ないサイレントベビー。おとなしくて良い、は間違いです

「手のかからない」赤ちゃんに潜む発達上の問題。その中に「サイレントベビー」と呼ばれる状態があります。

サイレントベビーの原因は?そして、どう対処してあげたらよいのでしょうか。

サイレントベビーとは

人と目を合わせることが少ない、あまり泣いたり笑ったりせず表情がとぼしい、声を出さない、お母さんを求めるようすがないなど、「静かでおとなしい赤ちゃん」のことをサイレントベビーと呼んでいます。

サイレントベビーになってしなうのは、赤ちゃんに対するスキンシップや言葉がけが少なく、関心が低い状態であることが原因だといわれています。

一時期、赤ちゃんの自立を早めるために個室を与えたり、抱き癖をつけないために泣いてもあまり抱かないようにしたり、ミルクを欲しがっても決まった時間にしかやらないようにしたりなど、「合理的」な育児がよいとされていた時期がありました。このような育児法がサイレントベビーを出現させたともいわれています。

サイレントベビーの将来は

サイレントベビーはコミュニケーション意欲が低い状態で、周りの人に関心を持たなくなってしまっています。

このまま改善せずに成長していくと、言葉の遅れが出たり、人とうまくコミュケーション取れなかったり、さらに長じては引きこもりなどの状態になることが心配されます。

わが子がサイレントベビーになってしまったら

もし赤ちゃんと目が合わない、感情を表現することが少ないなど、「もしかしてサイレントベビーかも」と疑われるようなら、まずはもっとスキンシップや言葉がけを増やして赤ちゃんに意識を向けるようにしてください。

とくに授乳の時間は「ながら」でするのではなく、しっかりと赤ちゃんを抱っこして見つめ、声をかけてあげましょう。この肌と肌を通しての心の交流が「サイレントベビー」状態からの脱出の特効薬ともいえます。

また、助産師さんや専門の先生に相談に乗ってもらうと心強いかもしれません。

予防策は?

実は危ないサイレントベビー。おとなしくて良い、は間違いです

とても感情豊かな、人に関心のある赤ちゃんだったのに、いつのまにかサイレントベビーになっていた…というケースもあります。

そうならないためには、

●泣いたらすぐに行って抱いてあげる

もし手が放せないときには「ちょっと待っててね」と声をかけ、手があいたらすぐに行ってあげてください。そうすることで赤ちゃんはお母さんへの信頼感を増し、関係も強化されます。泣いても放っておくことが何度も続くと、赤ちゃんは「泣いても誰も来てくれない」と感じ、泣かなくなってしまうそうです。

●とにかく抱っこ、そして話しかける

なるべく、できるだけ頻繁に抱っこしてあげると赤ちゃんの視界も変わります。また、よく話しかけることも、どちらも脳の発達によいといわれています。このような対応は情緒を安定させたり、自己肯定感を育てたりする効果もあり、サイレントベビーになるのを防げるといわれています。

●お母さんが幸せを感じられるように

赤ちゃんはお母さんの気持ちをとても敏感に感じ取ります。イライラしていたり、つらい気持ちでいると、赤ちゃんの情緒も不安定になりがちです。お母さんが幸せでいられるように、周りの人とも話し合い、協力してもらいましょう。

おわりに

毎日子育てお疲れ様です。

類人猿の母親がいつもいつも赤ちゃんを抱えていて離さないように、人間も本来はああいう形が自然なのかもしれないと感じます。あんな子育てができれば、サイレントベビーになることもなく赤ちゃん期のさまざまな問題についても解消できるものが多いのではないでしょうか。

けれど、私たち母親は赤ちゃんの世話だけをしていればよいというわけでもなく、他にやることがたくさんあります。赤ちゃんがおなかに宿ったときから、惜しみなく愛情を注いで、絆をしっかり作り上げることを一番に考えながらその他の大切なこともこなしていく……。

そのためには周りの人たちの協力がどうしても必要だと思います。赤ちゃんの健全な発達のためにも、協力を求めることをためらわないでくださいね。

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