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もしも介護と子育てを同時に進める事になったら

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介護と子育ての両立があり得る現実

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子育て中に親の介護と言う現実・・・

ここ数年は子育てばかり考えていましたが、あることがきっかけで介護のヘルパーの資格を取ることになりました。
その過程で最も衝撃的だったのが介護の現実でした。2025年にいわゆる団塊の世代が高齢者となることで、超高齢化社会に突入する日本は、現在介護職員が大幅に不足し、施設自体も不足すると言われています。
私のクラスは、現役の介護施設で働いている人も多数いましたので、現場の生の声を聴きながら介護と言う現実を目の当たりにすることになります。
現在、介護の教育課程では、「尊厳の保持」と「自立の支援」。この2つを最重要テーマに高齢者に寄り添い、質の高い、老後、終末期を実現できるように様々なサポートを行っていくという事を重視しています。しかし、現実として高齢者の介護度が上がれば、運動の能力の低下、社会、コミュニティからの孤立・・・なかなか喜び生きる楽しみが少なくなっていきます。
私たちは、子育て世代であると同時に、親が少しずつ「老いる」現実も同時に進行していきます。
子どもを育てるという大変な使命と共に、親が老いるという現実が同時に起こった時、パパやママが仕事などの社会活動を維持しながら家族だけで進めていくことは大変な苦労です。

当然、かつてのように、男女の社会的役割はほとんど変わらず、女性が家庭で家事、育児、介護、というのは一昔前の話。
物理的人数でも、少なくとも両親が居る場合には夫婦2人で4人の両親の介護を考えるわけです。
こうなってくると家族だけの問題では非常に難しい現実があります。しかし、親に対する感謝の気持ちが、子供を育てながら増幅していくのも事実。
子育ての大変さは、同時に親のありがたみに直結しますから、無責任な事はできない!通常以上に責任感が増し、実現できなければ、自己嫌悪に陥る。
先ほども述べたように、最大4人の親に対して、完璧にこなし、子供が2人居たとして、更に仕事をしていたとしたら、子育てをする前から比べたこの環境の変化に、普通に誰でも対応できるでしょうか。

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来る時代への準備とは?

唯一できることは、いろんなことに対する覚悟と予測から導く準備です。

まず、自分の年齢をメモする。
30、31、32、・・・
そのあと、親の年齢をメモする。
67、68、69・・・
そのあと、1人目の子供の年齢をメモする
4,5,6・・・
そのあと、2人目の子供の年齢をメモする
大まかな子供の教育方針をメモする「高校入学の時点で、私学の選択肢も視野に入れておく」「大学も私学を想定する」
大まかな親の介護方針をメモする「親と話しながら、介護施設の選択肢が親は希望するか」「同居の道を選ぼう」

自分:35,36,37,38,39,40,41,42,43
親 :70,71,72,73,74,75,76,77,78
子供: 8, 9,10,11,12,13,14,15,16
子供: 6, 7, 8, 9,10,11,12,13,14

ちょうど私の場合、厄年の近辺には、親の健康、子供の進学、自分の健康も気になる頃だとわかります。
では、現在、親が健康なうちに、自分が体力があるうちに何ができるかをしっかりと分析し、準備しておく事が大切です。

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最後はコミュニティの力・・・

そして、最後は、兄弟、親戚との絆です。
最後の最後、親のことも子供のことも共に考えてくれる人の存在は非常に重要となるでしょう。

2025年問題と介護業界では話題になっていますが、この時期に現在の子育て世代がちょうど親を後期高齢者の年齢に迎える頃になることも、十分あり得る時代です。
しっかりと準備をして、家族の絆をしっかりと保つことこそ、来たるべき時代の最大の備えとなるのです。

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