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赤ちゃんは脱臼しやすいの?予防と対処方について

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体のアチコチがまだまだ成長途中の赤ちゃん。

股関節もその一つで、特に脱臼は赤ちゃんに起こりやすい症状です。

今回は、そんな赤ちゃんの脱臼について吾輩なりにまとめてみたいと思います。

【まだまだ未熟な赤ちゃんの股関節】

赤ちゃんの股関節はまだ柔らかく不安定。

少し力がかかっただけで脱臼してしまう他、私生活の様々は姿勢で股関節の脱臼を引き起こしかねないので、特に生後半年までは注意が必要です。

赤ちゃんに発症しやすい股関節脱臼はこちらの3つになります。

■股関節完全脱臼
股関節がずれたり、関節から太ももの骨の先端にある球関節が外れてしまう症状を指します。
大人の股関節では、関節部分の球関節は簡単には外れませんが、赤ちゃんはまだまだ股関節が未発達のため、オムツ交換などの負荷によってこのような脱臼症状を引き起こしてしまう可能性があります。

■股関節の亜脱臼
股関節内に太ももの球関節がしっかり収まっていない、関節が外れかかった症状のことです。
この亜脱臼は放っておくと完全脱臼になってしまうことが多いので、できればこの段階でしっかりとした対処を行いたいですね。

■臼蓋形成不全
太ももの球関節がはまる股関節部分がしっかり形成されていない症状で、太ももの骨の先端がしっかりはまらないため、関節の摩擦による痛みを生じたり、脱臼に発展する可能性があります。

ただ、股関節の形成不全の可能性が指摘された場合でも、乳幼児期にしっかりと対処しながら過ごすことで幼児期には全く問題なく過ごせるようになるので、早期発見が大切ですね。

【脱臼予防のポイント】

赤ちゃんの股関節が未熟で脱臼しやすいことはわかりましたが、どのように防げばいいのでしょうか?

実は、抱っこやオムツ交換のやり方が脱臼の原因になったり、股関節の発達に影響するのだとか!赤ちゃんの股関節に負担をかけない方法を心がけましょう。

■好ましい抱っこの方法
生まれたばかりの赤ちゃんを仰向けに寝かせると、足はM字型のがに股になります。実はこのがに股は赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃から続けているとっても自然な体制なんだとか!

ポイントとしては、このがに股をきちんとキープできるような抱っこのし方を心がけましょう。

縦抱きにする場合は、赤ちゃんの足を開かせお母さんの胴を挟むようにし、お尻と背中を支えるようにして抱くのがいいでしょう。コアラが木にしがみつくような体制なので「コアラ抱き」と言うようです。

横抱きにする場合は、赤ちゃんの足が伸びないように赤ちゃんの足の間にお母さんの手を入れてお尻を支えるように抱きましょう。赤ちゃんの両足を束ねるように抱っこをすると足が伸びてしまう体制になるので注意が必要です。

足を伸ばしたままの状態を続けると、股関節付近の筋肉の緊張状態が続き、その力で赤ちゃんの股関節が脱臼してしまうのです。

■好ましいオムツ交換の方法
オムツを交換する時は両足を持ち上げたり引っ張ったりしないように心がけましょう。足は持たずに、お尻の下に手を入れて持ち上げるのがベストです。

ただこれっていざやろうとすると、足をじたばたさせたり、バランスをくずして転がったり、おしっこやウンチでお尻が汚れていたりで、なかなか難しいんですよね……!

その場合は、左右の足を合わせて赤ちゃんのお腹の方へ軽く押してみるとお尻が浮くので、そのように優しく取り換えましょう。足をもって乱暴に引っ張るのはNGです!

その他、きつすぎるオムツをつけていると股関節を締め付けてしまったり、おむつカバーや冬場の着せすぎで股関節の動きを窮屈にしないように心がけましょう。

【まとめ】

赤ちゃんの脱臼を予防するポイントは、
・赤ちゃんの「がに股」の姿勢を邪魔しない抱っこの仕方を
・足をひっぱらない
の2点です。

ただ、赤ちゃんの足の開き方や柔らかさには個人差があるので、足があまり開いていないからといって、無理にストレッチ運動などをするのはやめましょう。
逆に股関節を痛めてしまいます。

赤ちゃんの股関節脱臼の症状が最も多く発見されるのは、生後3~4ヶ月頃、症状がはっきり見られるようになるのは生後1ヶ月以降からと言われています。
検診でも先生がチェックをしてくれますが、気になった場合はお母さんから聞いてみるのもいいでしょう。

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