ハンドリガードって癒される!赤ちゃんがじっーと手を眺め始めたら……
お母さんの癒し!ハンドリガード
赤ちゃんの発達の過程で見られるハンドリガード。その可愛らしいしぐさに「癒される!」というお母さんが続出です。
ハンドリガードはいつから始まるのか、どういう意味があるのか、また心配な点などについてまとめてみました。
ハンドリガードとは?
赤ちゃんが生後2ヶ月くらいから自分の手を顔の前に持ってきてじっと眺めたり、両手を合わせるしぐさをしたりすることをハンドリガードといいます。自分のこぶしを一生懸命ながめているようすは本当にかわいいもので、ネット上でも癒しの画像・動画としてたくさんの赤ちゃんのハンドリガードの姿を見ることができます。
このしぐさは赤ちゃんの発達においてどんな意味があるのでしょうか。生後すぐの赤ちゃんは、自分の肉体を認識していないといわれます。意識だけが存在しているような感覚なのでしょうか。成長するにつれ、「自分には体があること」がだんだんとわかり始め、自分の体にとても興味を持つようになります。
また、新生児の時期にはぼやけてほとんど見えなかった目の機能も発達していき、2~3ヶ月になると、まだはっきりは見えないものの動くものを目で追ったり、はっきりした模様のものであれば認識したりできるようになるといいます。
つまり、赤ちゃんは2~3ヶ月になると、いつも自分の近くにある「手」という物体が自分の一部であるらしく、しかも自分の意思で動かせるということに気づきはじめ、ちょうど発達してきた視力を使って観察しているところだといえます。また、どういうふうに動かせるのかも研究しているのでしょう。
手を自分の意思で動かせるということが不思議でたまらない、という感じでしょうか。そんな赤ちゃんの純粋な好奇心や無心なようすがそばで見ているお母さんに癒しを与えているのでしょうね。
ハンドリガードをしないときは?
ハンドリガードをする、しないも赤ちゃんの個性のうちのようで、しなくても何の問題もなく大きくなっている子もたくさんいます。
中にはハンドリガードの段階をとばして、発達的にはさらに高度な「おもちゃを口に持っていく」ということを先にやってしまう子もいます。やり始めるのが遅い、全然やらないという心配はほどんどの場合いらないようです。
また、逆にずっと続いているといつまでしていてよいものなのか、自閉症の初期症状ではないかなどという疑問もわいてきますが、6カ月過ぎてもしている子もいるようです。この場合にも、月齢相当の行動が見られれば心配はありません。6ヶ月だとしたら、鏡を見て自分の姿に興味を持つようであったり、好きなおもちゃを自分で取ろうとしたりするなら順調に発達していると思われます。
ハンドリガードの次の段階は?
自分の手を自分で動かせることを知った赤ちゃんは、ものをつかめるようになっていきます。おもちゃをにぎらせてあげると、しばらく持っていたり、振ってみたりします。そして、やがて手に持ったものを口に持っていけるようになり、何でもしゃぶることでそれが何なのかを確かめようとします。
この時期には口に入れて危ないものや、のどに引っかかって窒息してしまう危険のあるものは近くに置かないように気をつけましょう。
おわりに
毎日子育てお疲れ様です。
生まれてわずか1年くらいの間にも次々といろんなことができるようになって、すばらしい発達のようすを見せてくれる赤ちゃん。できるようになった一つ一つのことが親としては本当にうれしく、思い出に残るものです。
でも、どの赤ちゃんにもその子のペースというものがあり、それは一人ひとりまったく違います。気になることは専門家の方に相談しつつ、ゆっくりペースの赤ちゃんにもおおらかにつきあってあげてくださいね。
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