癇癪(かんしゃく)を起す赤ちゃんへの対応、一体どうするのが一番良いの?
【赤ちゃんの癇癪でお悩みではありませんか?】
子育てをしていて一番お母さんの頭を悩ませるのが、赤ちゃんや子供の「癇癪」ではないでしょうか。
ただでさえ、お母さんはやることが沢山なのに、赤ちゃんや子供が癇癪を起すとギャーギャーと、
お母さんも何をしたらいいかわからず疲れ果ててしまいますよね。
今回は、そんな赤ちゃんの癇癪についてまとめてみました。
【癇癪(かんしゃく)とは?】
癇癪とは、ちょっとのことで怒り出し、感情的になって泣き叫んだりする状態のことを言います。
まるで火が付いたかのように泣き出し、何を言っても聞く耳持たず……そんな状態ですが、きっとどのお母さんも経験したことはあるでしょう。
1歳になる前くらいから起こり始め、2~4歳が最も多いと言われていますが、
実際赤ちゃんのお世話をしてみると生まれた時から癇癪を起こすことがあるということがわかると思います。
【癇癪の原因】
赤ちゃんが癇癪を起してしまう原因は、心や脳が成長した証とも言われています。
赤ちゃんの脳はすさまじいスピードで成長をしていますが、成長するにつれて「これがしたい」といった思いや、
「あれは怖かった」といった記憶力などが培われていきます。
しかしまだその思いをうまく言葉で表現して周りの人に伝えることができないので、「なんでわかってくれないの!?」という思いから癇癪に発展してしまうのです。
そこから更に色々な怖い思いやイライラした経験などを思い出して心が混乱し、癇癪が大きくなっていきます。
大人でも、一度泣き出すと過去にあった色々を思い出して更に悲しくなることありますよね。あれと似ているのかもしれません。
■無意識な癇癪
癇癪には意識的な癇癪か、そうでないかの2種類あります。
1歳未満の赤ちゃんはちょっとした事が原因で脳が混乱状態に陥り、結果、火がついたように泣きだしてしまう癇癪を引き起こします。
この場合は特に意識しての癇癪ではなく、成長の過程で起きる、いわば仕方がない癇癪で時間が解決してくれるでしょう。
■意識的な癇癪
対して、意識的な癇癪はある程度成長した2歳以降に起こるもので、自分の思い通りにならないことが受け入れられないため癇癪に発展してしまいます。
「ほしいものを買ってもらえない」「やりたいことがうまくできない」というような気持ちが典型的な原因です。
また、お母さんやお父さんにかまってほしくて、注目されたいがために癇癪を起してしまうこともあります。
正に、下の子が生まれた時に上の子がかかる「赤ちゃん返り」が原因の癇癪がそれに当たります。
【癇癪の対処法】
では、赤ちゃんが癇癪を起してしまった時、お母さんはどのような対応をすることがいいのでしょうか。
■無意識な癇癪の場合
特になんの思惑もなく、まだ小さい赤ちゃんの頭がただただ混乱して引き起こされるこちらの癇癪の場合、有効な対応は「ハッとさせること」です。
ビニール袋のガサガサの音を聞かせたり、メロディチャイムの音を聞かせたり、聞きなれない音で感情が高ぶらない単調なものが効果的です。ゆったりとした童謡などもいいでしょう。
また、室内にいる場合は外に出たりなど、気分転換をさせることも大切です。
■意識的な癇癪の場合
こちらの場合は諸説もろもろありちょっと複雑です。
無視はしてはいけないという意見もありますし、かといって過度にかまっているとエスカレートして、「こうすればお母さんは言うことを聞いてくれるんだ」と赤ちゃんが思ってしまいかねません。
一番効果的なのは「静かに諭すこと」。低めの声で子供の目を見て静かに対応すると、雰囲気の違いを感じて聞く耳をもってくれやすくなります。
そして、何か目的があって癇癪を起こしている子供に対し、
・そんなに泣きわめいても思い通りにはならないこと。その理由。
・そのような癇癪はお母さんも悲しく困ってしまうこと。
を話し、癇癪を起してもいいことはないんだとわかってもらえるように諭すといいでしょう。
一番逆効果なのはお母さんも感情的になって怒鳴ったり叩くこと。
カーッとなる気持ちはわかりますが、お母さんも感情的になると子供はそこから混乱をし始め、論理的な話し合いができなくなります。
お母さんも人間ですし、私自身感情的になることはよくあるのでこれが本当に難しいですが、癇癪に対する対応としては逆効果なのでグッと堪えましょう!
【前向きに考えましょう】
以上、赤ちゃん・子供の癇癪についてまとめましたが、癇癪って本当に大変ですよね!
自分の育て方が間違っていたのか思わず悩んでしまうくらい、ストレスがたまる代物です。
癇癪はいままで何も考えてなかった赤ちゃんが成長してきた証と思って、前向きに乗り切るようにしましょう!
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