新米ママの悩み「差し乳」について、張る?張らない?
もしかして「差し乳」?張ってこないおっぱい
母乳育児の悩みはさまざまありますが、「差し乳」で悩まれているお母さんも多いかもしれません。おっぱいの張りがあまり感じられず、母乳が足りないのかも…と不安に感じている方へ、「差し乳」についてまとめてみました。
おっぱいが張らなくなったとき
産後すぐはパンパンに張っていたおっぱいが、授乳間隔があいても張らなくなった!もしかすると母乳が止まってしまったのかも、と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
普段はあまり張ることがなく、赤ちゃんが飲み始めると母乳が作られる感覚のあるおっぱいは「差し乳」と呼ばれています。
赤ちゃんが3ヶ月くらいになると、それまでいつも母乳が過分泌ですぐにいっぱいになって張っていた「溜まり乳」から、「差し乳」に移行したというお母さんが少なくないようです。おっぱいが張らないから量が足りないはず、と慌ててミルクを足さないでくださいね。「差し乳だから出ない」というわけではありません。
乳房が張っていなくても、母乳は生産されて溜まっています。ただ溜めておける量が違うため、パンパンになる「溜まり乳」タイプの人と張らない「差し乳」タイプの人に分かれてしまうのです。
赤ちゃんが吸うことによって母乳は作られる
母乳は、溜まっている状態だと生産量は減り、空になると作られるスピードがアップします。ですので、赤ちゃんが吸い始めると新しい母乳がどんどん作られます。差し乳の場合、だいたい5分前後吸わせていると母乳が出てくるようですが、お母さんの体調によっては10分くらいかかることもあるかもしれません。
このとき、赤ちゃんが飲み始めてから少し時間があくかもしれませんが、吸ってもらっているうちに、乳房にツーンしたような感覚が出てくるはずです。それが催乳感覚といい、母乳が出てくる感覚です。この感覚を感じない人もいますが、赤ちゃんがごくごく飲んでおり、体重も増えているようなら「足りないのでは」と心配する必要はありません。
また、飲んだ量とおしっこの量はほぼ同じですので、おしっこがたくさん出ているようなら十分飲めています。赤ちゃんが欲しそうなときには授乳間隔や回数を気にせずにどんどんあげてください。飲んでもらうと新しい母乳が次々と作られます。
そのほかにも、水分をたっぷり取ったり、和食を中心に油っこくない食事をするなど、母乳の出が良くなるといわれていることをいつも心がけているとよいですね。
「差し乳」でも乳腺炎になる?
あまり張ることのない「差し乳」は乳腺炎になりにくいように思いますが、そういうわけでもないようです。油断せず、食事に気をつける、マッサージをするなどの予防をしっかりしておきましょう。赤ちゃんが欲しがるたびに飲ませる「赤ちゃんに合わせた授乳」は、乳腺の開きもよくなるので、乳腺炎の予防にも効果があるようです。
「母乳育児はお母さんと赤ちゃんの息が合い、軌道に乗るまで3ヶ月以上かかる」といわれます。
最初はなかなかタイミングが合わず、お母さんも大変に思うかもしれませんが、赤ちゃんもどんどん飲み方が上達していきますし、飲みたいときとお母さんが飲んでほしいときのタイミングも合ってきます。上手に飲んでくれるようになると授乳タイムがとても楽しくなります。
おわりに
毎日子育てお疲れ様です。
初めての育児の場合、おっぱいがどう変化していくかもよくわからないし、他のお母さんたちとの違いも気になってしまうかもしれませんね。おっぱいの状態を良く保つには、赤ちゃんにたくさん飲んでもらうことが必要なようです。
おいしく飲んでもらえるよう、しばらくの間は食事などにも気をつけて、幸せな授乳タイムの思い出をたくさん残せるといいですね。
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