完母乳育児のメリットとデメリットまとめ
待ちに待った赤ちゃんが生まれて、「さあ、これから育児!」という時に、「母乳」という問題に直面するお母さんが多いのではないでしょうか?
私自身、当たり前のように母乳が沢山出ると思っていました。
母乳が赤ちゃんにいいことも聞いていましたし、経済的にももちろん母乳で育てようと思っていましたから、まさかあんなに出ないとは驚きでした。
幸い、実母や義母は「母乳じゃなくてもいいじゃない」と言ってくれたり、一番最初に仲好くなったママ友も私以上に出なかったりで、私自身はそんなに思い悩むことはありませんでしたが、それでも母乳が出るようにそれ用のお茶を飲んだり等、出ないことを気にとめてもいました。
なので、母乳をネットで購入したお母さんのニュースも記憶に新しいですが、母乳が出なくて悩んでしまうお母さんの気持もわかります。
粉ミルクを全く使わないことを「完母乳育児」と言いますが、退院後から混合で育てた私にとって、完母乳は夢のまた夢でした。
でも一体、完母乳育児のメリットは何か、デメリットはあるのか、まとめてみたいと思います。
【完母乳育児のメリット】
完母乳育児のメリットは、よくメディアなどでも言われているのでよくご存知かもしれませんね。
・赤ちゃんの免疫を高める
出産後に出る母乳「初乳」には赤ちゃんの免疫を高める栄養素が豊富に含まれているというのは有名な話ですが、その後の母乳にももちろん含まれています。
ですので、まだ免疫力を持たない赤ちゃんにはとても重要で、そういった点からも、新生児の時は完母乳を推奨する病院や助産師さんも多くあります。
・栄養価が豊富
最近の粉ミルクもよく研究され、栄養が豊富になってきていますが、どれも「母乳」に近づけようとしているもの。赤ちゃんに合った栄養という意味では母乳にはかないません。
・赤ちゃんのあごの力が強くなる
おっぱいは哺乳瓶に比べて強い力が必要なため、赤ちゃんのあごの力が強くなると言われています。
よく言われるのは上記3点で、他には、
・経済的に助かる
・赤ちゃんとの濃密なスキンシップを通して関係性を構築できる
等があります。どれもよく言われるので若干割愛してしまいましたが…
みなさんがなりたいと思う完母乳育児。実はデメリットもあるのです。
【完母乳育児のデメリット】
・赤ちゃんを預けることが難しい
「赤ちゃんを預けるなんて!」と思うお母さんもいるかもしれませんが、そうは言っても毎日つきっきりでたまには息抜きをしたり、冠婚葬祭など予期せぬ予定も入ってしまうもの。
また、早期から職場復帰を予定している場合は保育園にも預けなくてはいけません。
・母乳にも足りない栄養価がある
脳の成長にも、赤ちゃんの免疫にも適した母乳ですが、実は粉ミルクに比べてビタミンDが足りないという報告もされています。
完母乳育児をする場合はそうでない場合に比べ、お母さんの栄養状況にも気を使います。
・卒乳が大変
離乳食が終わって母乳以外から栄養を摂るようになっても、完母乳の場合は卒乳がしづらい傾向があります。
おっぱいに絵を描いて頑張って卒乳するお母さんの話もよく聞きます。
次のお子さんを妊娠していて授乳をやめなくちゃいけなかったり、お母さんが風邪をひいて服用する時など、何かしら授乳を中止しなくてはいけない時も大変ですね。
あとは
・黄疸が長引きやすい
・飲んだ量がわからない
・お出かけの際に授乳の場所を選ぶ
などが挙げられます。
【こだわりすぎずに気楽に】
以上、完母乳育児のメリットとデメリットでしたが、大切なのはこだわりすぎないこと。外野はとやかく言うかもしれませんが、出ないものは出ないのです!
完母乳育児じゃないとスキンシップが足りない?そんなことはありません。授乳以外でたっぷりスキンシップすればいいのです!
粉ミルクだって栄養たっぷりですし、粉ミルクだったらパパだって面倒見れるので、それがかえってパパをイクメンに育てるきっかけにもなるかもしれませんよ!?
完母乳育児はいいことだらけなのはよくわかりますし、完母乳育児になりたいというお母さんの気持ちもよくわかります。
でも思い悩んでストレスが溜まったり、お母さんの笑顔が少なくなったりしたら本末転倒です。
今だけしかできない赤ちゃんとのコミュニケーション、楽しんでくださいね。
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