子どもの偏食を克服させるテクニック
好き嫌いをを無くすための原因と予防対策
成長期の子どもにとって、毎日の食事はとても大切です。
しかし、近年は食生活の欧米化やジャンクフード&菓子類の氾濫などにより、偏食の子どもが増加傾向にあると言われています。
子どもの偏食を克服させるには、どうすれば良いのでしょうか?
偏食の原因や問題点、治し方などについて、詳しく見ていきましょう。
子どもが偏食になる原因とは?
子どもが偏食になるのには、いくつかの原因があります。
・子どもが苦手な味
人間には「塩味」「甘味」「旨味」「酸味」「苦味」の5つの味覚があります。この内、「酸味」は“腐ったものの味”、苦味は“毒の味”と本能的に認識する習性があります。
大人の場合は、酸味や苦味を“食材(料理)の持つ味わい”と判断することができますが、子どもの場合はそれができないため、酸味の強い酢の物や、苦味の強いピーマン、セロリなどを苦手に感じてしまうのです。
・味覚が未発達
味覚は、生まれながらにして完成しているものではありません。体の成長や様々な経験によって徐々に育っていくものです。
一般的に、味覚は小学校高学年から中学校にさしかかる頃に完成するといわれています。
それまでは、5つの味覚の内、「塩味」「甘味」「旨味」は美味しく感じられるけれど、「酸味」「苦味」は苦手とする子が少なくないのです。
・おやつの食べ過ぎ
食事と食事の間におやつを食べ過ぎてしまうと、それだけでお腹が満たされてしまい、どうしても偏食になってしまいます。
また、お菓子には「塩味」や「甘味」が強調されたものも多く、それらの濃い味つけに慣れてしまうことで、偏食が一層助長される恐れもあります。
・両親や兄弟が偏食
家族の中に偏食の人がいると、子どもはそれを真似して、自分も好きなものしか食べなくなってしまいます。
偏食の人に「偏食を治せ」と言われても説得力がないですよね。子どもの偏食を改善するには、まず“家族が偏食をしない”ことが大切です。
偏食が子どもに与える影響
偏食は子どもの健康や心の状態に様々な影響を与えます。
・免疫力の低下
偏食によって栄養バランスが崩れると、腸内環境が悪化します。
私たちの体を守る免疫の70~80%は腸内に存在するため、腸内環境が悪化すると免疫力が低下し、風邪・アトピー・花粉症など、様々な症状が引き起こされやすくなります。
・ワガママな子になる
子どもの偏食をそのまま放っておくと、子どもは「嫌いなものは受け入れなくて良い」と考えるようになります。
その結果、我慢をしたり、努力をしたりするのが苦手になり、将来的に堪え性のないワガママな子になってしまう可能性があります。
偏食を克服させるテクニック
では、どのようにして子どもの偏食を克服させれば良いのでしょうか。
・盛り付けに工夫をする
料理を美味しく見せるのに、盛り付けはとても大切です。
苦手な野菜を星型やハート型などに可愛くカットしたり、お子様ランチ風にプレートに盛り付けてみたり、“ちょっとした工夫”を施すだけでも、意外と食が進む場合があります。
・褒めて育てる
苦手なものを一口でも食べられたら思いっきり褒めてあげるのも、偏食の改善には効果的です。
親に褒められると子どもは嬉しくなって「もっと頑張ろう」と思うものです。苦手なものを無理やり食べさせるのではなく、褒めて育てる気持ちを持つようにしましょう。
・環境を変えてみる
休日はお弁当を持って公園に出かけてみるのも良い方法です。
家ではなかなか食べられない食材も「お弁当に入れたらパクパク食べられた!」というケースは少なくありません。環境を変えてチャレンジしてみるのも、偏食の克服には有効な手段です。
子どもの偏食を克服させたい方は、ぜひこちらに挙げた方法を参考にしてみていただければと思います。
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